今回は、いろんな店長が悩む「在籍人数」の増やし方についてのお話しです。
はっきり言うと、在籍人数さえ確保できれば、9割以上のお店の問題を解決することができます。
理由は、飲食店のほとんどが「人」の問題だからです。
もちろん他の業界でも同じ悩みがあると思います。
この記事を読むことで、在籍人数を安定させ、あなたのお仕事に役立てていただれば幸いです。
それではいきましょう。
Let’s事件は現場で起きている!
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なぜ飲食店店長の悩みは在籍人数なのか?

私は、店長を5年、エリアマネージャーを5年経験し、現場で合計10年間働かせていただきました。
私の得意分野は、在籍人数を増やすことだったのです。
在籍人数の増やし方について会社に評価され、会社内の動画で他の店長のお手本になったこともあります。
そんな私が、常にこだわっていたものは「人の大切さ」「人の尊さ」です。
それには、理由があります。
店長としては、どんだけ仕事を頑張ってもワーカーとしては、1人か2人分にしかならないんですよね。
私の会社の飲食店ではいろんなポジションがあるため、従業員のかたがいないと、うまく営業を運営することができません。
これは会社でも同じことが言えます。
トップである社長が全てをやるわけではなく、その下の部下が各部署に分かれて会社を運営していきますよね。
それと同じです。
つまり、人がいないと成り立たないんですよね。
少ない人数で営業をすると、お客様に料理遅延したり、トイレ掃除ができなかったり、満足のいくサービス、接客ができません。
なので、常に店長は「人」のことを考えながら、シフトを作成したり、当日欠勤の穴を埋めたりしているのです。
そのときに、在籍人数がいれば代わりが見つかりやすくなります。
しかし、在籍人数がいなければ、少ない人数で営業しなければいけません。
つまり、店舗で働いていてくれる従業員に支えられて、飲食店は営業ができるのです。
在籍人数が安定しない飲食店の特徴
それでは、今回のテーマの核心の部分に迫ります。
在籍人数がいないと苦しいのはわかっていても、人が採れないケースってありますよね。
求人をかけても、採用までできない。
採用してもすぐに退職してしまう。
そんな体験ありませんか?
在籍が安定しない飲食店の特徴はこちらです。
✔️ 地域で悪評がある
✔️ 店内の活気がない、お店が汚い、料理がおいしくない
✔️ 働いている従業員の満足度が低い
✔️ 従業員を退職させる従業員がいる
✔️ 新人を放置する
✔️ ネガティブ思考が蔓延
✔️ 派閥がある
✔️ 従業員のモラルが低い
文章そのままですが、それではひとつずつ簡単に説明します。
その地域で悪評がある
都会より地方の方が、悪評は回りやすい傾向にあります。
食中毒が出たり、SNSで悪質な投稿があると、悪評は一瞬で広がります。
当たり前ですが、そんなお店で働きたいと思いません。
店内の活気がない、お店が汚い、料理がおいしくない
実は、応募者の多くは、普段から利用していただいているお客様です。
お客様目線で、活気がない、お店が汚い、料理がおいしくないお店で働きたいと思いますか?
絶対に思いません。
それだけ、お店の状態は大切だということです。
店長時代、よく利用してくれていた学生のお客様に、お会計を終えて帰り際に、求人の紙をお渡しして「一緒に働きませんか?」と声をかけたことがあります。
即採用することができました。
しかも2人もです。
あとになって、なんで働く気になったのか聞いたところ、
活気があって、おいしいから!という理由でした。
働いている従業員の満足度が低い
今、働いている従業員の表情はどうでしょうか。笑顔はありますか?
もうすぐにでも退職したい雰囲気になってたら、何かしらの原因があります。
理由を聞いて、すぐに改善しましょう。
逆に満足度が高いとどうなるでしょうか。
友人を誘ってきてくれるんですよね。
『私のお店めっちゃ働きがいあるから一緒に働こーよ!』って。
友人紹介はかなり即効性のある在籍人数の増やし方です。
しかし、紹介してくれた人を裏切らせないように、その分店舗管理もしっかりしましょう。
従業員を退職させる従業員がいる
あなたのお店にジャイアンやお局様はいませんか?
店舗責任者も店長もエリアマネージャーも社長もえらいわけではありません。
会社から任された、ただの役職です。
人を大切にできない人がいたら、しっかりと教育しましょう。
変わることができないのであれば、辞めていただいたほうが上手くいくケースも多いです。
私も店長やエリアマネージャー時代に何回もジャイアン、お局様と衝突してきました。
店舗運営するには、キレイごとなしで、腹を割ってきちんと話をすることも大切です。
新人を放置する
せっかく採用できた貴重な新人を放置してませんか?
そんな人は、採用する資格ありません。
新人を育てて、とにかく退職させないことが大事です。
ネガティブ思考が蔓延
あなたのお店はネガティブ思考で蔓延してませんか?
だいたいネガティブの原因は、社員です。
「あいつ使えない」とか「売上低い」とか否定的な言葉や怒りの言葉は言ってはいけません。
そんな職場で働きたいと思いません。
派閥がある
派閥があると従業員は働きづらいのです。
私も過去に経験があります。
派閥は「悪」です。
派閥に属さない第3者の目線で考えましょう。
その人がどういった気持ちで働いているかを考えることが大切です。
従業員のモラルが低い
あなたのお店の従業員は、タバコを吸いながら、ガムを噛みながら、携帯電話をしながら出退勤としかしてませんか?
お客様、他の従業員は見ています。
モラルが低い人がいると、こんな人と一緒に見られるのは嫌だという気持ちが出てくるんですよね。
モラルが著しく低いお店は要注意です。
在籍が安定する飲食店の特徴

もうお分かりですよね?
さきほどの、在籍が安定しない飲食店の特徴の逆です。
✔️ その地域で評判が良い
✔️ 店内の活気があり、お店がキレイ、料理がおいしい
✔️ 働いている従業員の満足度が高い
✔️ 従業員を退職させる従業員なんかいない
✔️ 新人を一人前になるまで教育する環境
✔️ ポジティブ思考で満ちている
✔️ 派閥がない
✔️ 従業員のモラルが低い
どうでしょうか?
こんなお店なら働いてみたいですよね。
私が真っ先に思い付いたのは、ディズニーランドでした。
飲食店ちゃうやん!ですよね。笑
飲食店だと、マクドナルドとかスターバックスでしょうか。
どちらもアメリカの企業ですが、日本には無くてはならない存在になっていますよね。
在籍が安定するお店とは、応募者がぜひこのお店で働いてみたい!と人が集まるお店です。
そして、そのようなお店は、この先も生き残ることができるお店、企業だと言えます。
まとめ

飲食店の問題は「人」であることを説明してきました。
そして、「人」の問題を解決する方法として、在籍人数を揃えることが必須です。
もし、あなたが心の底から在籍人数に悩んでいて、「人が欲しい」と心の底から思うのであれば、まずはどんなお店で働いてみたいかと、応募者目線でイメージしましょう。
そのイメージどおりにお店作りができれば、あなたのお店で働きたい人は増えることまちがいありません。
今日話した内容は、どれも簡単な内容です。
テクニックの話でありません。
効果のある採用媒体とか、効果のある時期にお金を使って求人することも必要です。
しかし、個人的には、普段の行いを改善していけば、かならず在籍人数は安定すると断言できます。
勘ではなく、確信です。
この情報があなたにとって役に立てば、私は本当に嬉しく思います。
今後も一緒に一皮むきましょう!
ではまた!ばーい🍌

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